“おなんどいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御納戸色66.7%
納戸色33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今宮内様は御紋附の羽織にこい御納戸色おなんどいろ面取めんとりの袴をつけて、前には煙草盆や何かを置き、此方こっちには煎茶の道具があり、側に家来が二人ばかり居ります。
隅田川の半分も無い運河の幅は、しば/\八千トンの𤍠田丸を擱砂かくしやさせ、その度に御納戸色おなんどいろの水が濁つた。河底かはぞこ饂飩粉うどんこの様に柔かいし船の速力も三分の一に減ぜられて居るので擱砂かくしやしても故障は無い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
松子は少し離れて納戸色おなんどいろの傘を杖にしやがんだ。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)