“おこびとめつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御小人目付60.0%
御小人目附40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一方、その日の目安箱は、常例のとおり、評定所づきの役人の手から、御小人目付おこびとめつけ奥坊主おくぼうず御用番ごようばんの順をへて、江戸城本丸の将軍家休息の次の間にすえられていた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お錠番は評定所付きの御小人目付おこびとめつけ、その日の正午に箱ごとピンとはずして、柳営りゅうえいの奥坊主へ届ける、奥坊主はすぐこれを本丸の小姓がしらの部屋にもちこみ、そこで御用取次の役人がついて
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
致され恐入おそれいつ退出たいしゆつせらる跡より大目附土屋六郎兵衞下馬げばより駕籠かご打乘うちのり御徒士目附おかちめつけ御小人目附おこびとめつけ警固けいごして越前守を數寄屋橋内の御役宅へ送られ土屋六郎兵衞より閉門へいもん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この淡路守の相手は、大岡越前守おおおかえちぜんのかみなのである。江戸南町奉行大岡越前守忠相ただすけである。老中、若年寄、御小人目附おこびとめつけ、寺社奉行、勘定奉行、町奉行と来て、これを四十八高という。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)