“おうら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御恨33.3%
邑楽33.3%
小浦11.1%
御怨11.1%
邑樂11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの手紙がなくなつた時、ほんたうに私は御姉様を御恨おうらめしく思ひました。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
上野邑楽おうら郡のアクトは今ことごとく悪途と書き(邑楽郡誌)、利根川には悪途島・悪途の類がはなはだ多い。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
死したる人と物いうとは思われずして、悲しく情なくなりたれば足元あしもとを見てありし間に、男女は再び足早にそこを立ち退きて、小浦おうらへ行く道の山陰やまかげめぐり見えずなりたり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
此の涙にひたせる我心を少しも知つては下さいません——其れを御怨おうらみ申しは致しません、けれど何と云ふ情ない世の中でせう、此の純潔な私の恋が——左様さうです、純潔です
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
さて此の擧にあづかれる被害地人民とは上州に在りては邑樂おうら郡の多々良、渡瀬、大島、西谷田、海老瀬、郷谷さとや、大毛野の諸村、野州に在りては足利郡の毛野、吾妻、久野、安蘇あそ郡の植野、犬伏、界
佐野だより (旧字旧仮名) / 木下尚江(著)