“おうひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
王妃75.0%
奥秘25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはネパール国王の王妃おうひがおかくれになった時分に、その功徳くどくおさむるためにこの四里の大林の間には一滴も水がないから、一里毎に溜池ためいけを設けて
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
あなたが二十年まえに、フランスの美術商からお買いになった、ヨーロッパのある国の王妃おうひ宝冠ほうかんです。
怪人と少年探偵 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
さうしてこれらの家元がおのおの跋扈ばっこして自分の流儀に勿体もったいを附け、容易に他人には流儀の奥秘おうひを伝授せぬなどといふ事に成つて居る。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
御自分も永年御心を諸芸の奥秘おうひに御潜めになったので、しょうこそ御吹きになりませんでしたが、あの名高い帥民部卿そちのみんぶきょう以来、三舟さんしゅうに乗るものは、若殿様御一人おひとりであろうなどと
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)