“えんずい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
延髄50.0%
淵酔50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いやおよそ、あの部屋にいた連中は皆、闇黒あんこくの中に沈澱ちんでんしていたのだ。誰も視力を奪われていた。暗闇で延髄えんずいを刺すということは、誰にも出来ない筈だ。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あの延髄えんずいを刺したはりだ。調べてみると指紋はあった。しかし細いはりの上にのったはばのない指紋なんて何になるのだ。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
誰があの暗黒あんこくのなかで、りにって非常に正確を要する延髄えんずいの真中にはりを刺しこむことが出来るだろうか。『赤外線男』という超人ちょうじんでなければ、到底とうてい想像し得られないことだった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
中世の記録を見ると、公けの御宴会でも淵酔えんずいとか沈酔ちんすいとかって、多くは正体がなくなり、またこのような失敗を演ずる者が、いくらもあったように記してある。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)