“えりかざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
襟飾90.0%
衿飾10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
エリスは病をつとめてち、上襦袢うわじゅばんもきわめて白きをえらび、丁寧にしまいおきし「ゲエロック」という二列ぼたんの服を出して着せ、襟飾えりかざりさえ余がために手ずから結びつ。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「まああなたは、今朝けさきれいな襟飾えりかざりをしていらっしゃるのね。ほんとにおしゃれだこと。いえ、数字でも私は退屈しませんわ。」
最近移ったばかりの信濃町しなのまちの雪枝のうちの少し手前で、タキシイを乗りて、白いレイスの衿飾えりかざりのある黒いサテンの洋服を着た葉子は、和装の時ほど顔も姿もえないので
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)