“えとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
江藤75.0%
衣刀25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この降るのにたずねて来て、中二階の三段目から『時田!』と首を出したのは江藤えとうという画家えかきである、時田よりは四つ五つ年下の、これもどこか変物へんぶつらしい顔つき
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
此二人の少女は共に東京電話交換局とうきょうでんわこうくわんきょくの交換手であって、主人の少女は江藤えとうひでという、客の少女は田川たがわとみといい、交換手としては両人ふたりとも老練の方であるがお秀は局を勤めるようになった以来
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
をひらいて、躑躅つつじさきたちから、香煙を払った日である。衣刀えとうあらためて、勝頼が表の座にあらわれるとすぐ、待ちかねていたように、跡部大炊介あとべおおいのすけが目通りに拝伏して
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)