“うわづつみ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
上包	83.3%
封紙	16.7%

上包

... 玩弄物（おもちゃ）にしたのです」妻君「道理で上包（うわづつみ）の拵（こしら）えからおかしゅうございましたよ。 ...

食道楽：春の巻 (新字新仮名) ／ 村井弦斎(著)

上包（うわづつみ）して一束、色紙、短冊。……俳句、歌よりも、一体、何と言いますか、冠（かむり）づけ、沓（くつ）づけ、狂歌のようなのが多い、その中（なか）に——（能登路の記）——があったのです。大分古びがついていた。

河伯令嬢 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

封紙

「用があるなら呼ぶから。」と女中をしりぞけて独酌で種々の事を考えながら淋しく飲んでいると宿の娘が「これをお客様が」と差出したのは封紙（うわづつみ）のない手紙である、大友は不審に思い、開き見ると

恋を恋する人 (新字新仮名) ／ 国木田独歩(著)