“うみぐさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
海艸33.3%
海草33.3%
海藻33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なみの音は勿論絶えなかった。が、浪打ち際へ近づくにつれ、だんだん磯臭さも強まり出した。それは海そのものよりも僕等の足もとに打ち上げられた海艸うみぐさ汐木しおぎにおいらしかった。
蜃気楼 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
耀蔵のからだが、およそ、四尋よひろほども沈んで行ったと思うと、まっ蒼な海藻うみぐさのなかから、ぬッと、人間の腕がのびた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)