“うまのすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
右馬介45.5%
右馬助27.3%
右馬允18.2%
馬之助9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まさか時代違いではございますまい、こう見えても、新刀と、古刀ぐらいの差別はわかりますからな——五郎入道正宗でなければ、越中国松倉の住人右馬介うまのすけ義弘——というところはいかがです」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
佐々良路ささらじの先頭を承わって来た、金沢武蔵右馬助うまのすけが、千葉介貞胤ちばのすけさだたねを相手とし、神崎かんざきの遊君人丸や、同じく遊君中将を前に、無骨者だけに笠置かさぎぜめの、手柄話を話していた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
このたびの帰省は、新たに、右馬允うまのすけに任官した歓びをこの老父に告げるためと、今春の御馬上おんうまのぼせの貢馬みつぎうまを、東国の各地の牧に、下見したみするための公用の途次との事です。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何しろ家には、もう名主職の見習をしてゐる、馬之助うまのすけといふ大きな息子があるほどなのだ。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)