“右馬介”の読み方と例文
読み方割合
うまのすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右馬介うまのすけを通して「もし尊氏に力をおよせ下さるなら」と、利を以て説かせても、耳をかすふうではなかったというし
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まさか時代違いではございますまい、こう見えても、新刀と、古刀ぐらいの差別はわかりますからな——五郎入道正宗でなければ、越中国松倉の住人右馬介うまのすけ義弘——というところはいかがです」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「法師は、右馬介うまのすけどのではありませんか。また、夫婦ふたりのお方も、たしかどこかで、お見うけしたような? ……」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)