右馬允うまのすけ)” の例文
すなわち、同族良兼、源まもる右馬允うまのすけ貞盛、ならびに、公雅きみまさ公連きみつら秦清文はたのきよぶみ等に協力して、暴徒を鎮圧、首魁将門を捕え、これを、ちょうにさしのぼすべきものなり
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このたびの帰省は、新たに、右馬允うまのすけに任官した歓びをこの老父に告げるためと、今春の御馬上おんうまのぼせの貢馬みつぎうまを、東国の各地の牧に、下見したみするための公用の途次との事です。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
海浪人わだつみろうにんの身にござりまして、かような窮屈な武家奉公は、ぬる天正五年、信長公より勢州の九鬼右馬允うまのすけ殿に仰せ付けられ、織田家の水軍というものが組織されました折に
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「証拠呼ばわりなどはおかしい。聞きたくば、ここへ右馬允うまのすけ貞盛を呼んで来い」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)