“うはつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
有髪53.8%
有髮38.5%
上附7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土地の習慣ならはしから『奥様』と尊敬あがめられて居る有髪うはつの尼は、昔者として多少教育もあり、都会みやこの生活も万更まんざら知らないでも無いらしい口の利き振であつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
(定重は奧へゆかんとする時、奧より佐々木高綱は頭髻もとどりを切りたる有髮うはつ僧形そうぎやう。直垂の袴をくゝりて脛巾はゞきをはきたる旅姿にて笠を持ち出づ。あとより薄衣、與一、六郎、小萬等は打しをれて送り出づ。)
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
上附うはつかずにじつくり地に足のついたもの、さういふ内容一般に強く心を惹かれるといふ、きはめて漠然とした抽象的な姿において始められたのである。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)