“うつけもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呆痴者50.0%
放心者25.0%
癡漢25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呆痴者うつけものめが! この勝負が予断できぬか、白石十太夫を呼べッ、く呼べ!」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そんな風に、放心者うつけものだの、怠け者だのを
(旧字旧仮名) / ライネル・マリア・リルケ(著)
瓢箪ひょうたんえいを飾る三五の癡漢うつけものが、天下の高笑たかわらいに、腕を振ってうしろから押して来る。甲野さんと宗近さんは、たいを斜めにえらがる人を通した。色の世界は今がさかりである。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)