“うちしめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打湿75.0%
打濕25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いい掛けつつ打湿うちしめりて
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さも無かりし人の顔の色のにはかに光を失ひたるやうにて、振舞ふるまひなどけて力無く、笑ふさへいと打湿うちしめりたるを。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
なんとなく心配しんぱいさうなかほで、左樣々々さやう/\々々/\、と、打濕うちしめつてつてるかとおもふと、やれヴオツカをせの、麥酒ビールめろのとすゝめはじめる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)