“うこさべん”の漢字の書き方と例文
語句割合
右顧左眄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右顧左眄うこさべんし、周章狼狽しゅうしょうろうばいした自分たちは、天地も顛動てんどうする大きな変化に身をさらわれた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
なぜ右顧左眄うこさべんをするか。きょうの御法事に、上野介の首級しるしを供えぬのか。——時期の何のと、小賢こざかしいことをいうているような事で、成就じょうじゅがなろうか。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
最初の計画もくろみ掣肘せいちゅうし——自分自身掣肘し、ああでもあるまいこうでもあるまいかと、躊躇逡巡右顧左眄うこさべん、仏心を出している間に、彼奴らいわば長袖者流、結託なして余を弾劾だんがい
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)