“いわながひめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イワナガヒメ
語句割合
石長媛25.0%
石長姫25.0%
磐長姫25.0%
磐長媛25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大山津見神おおやまつみのかみはたいそう喜んで、すぐにその咲耶媛さくやひめに、姉の石長媛いわながひめをつきいにつけて、いろいろのお祝いの品をどっさり持たせてさしあげました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
石長媛いわながひめを同じ御殿にお使いになりませば、あの子の名まえについておりますとおり、岩が雨に打たれ風にさらされても、ちっとも変わらずにがっしりしているのと同じように
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
依つてその父オホヤマツミの神にお求めになると、非常に喜んで姉の石長姫いわながひめを副えて、澤山の獻上物を持たせてたてまつりました。
そこで「わたくしはオホヤマツミの神のむすめの花のくや姫です」と申しました。また「兄弟がありますか」とお尋ねになつたところ、「姉に石長姫いわながひめがあります」と申し上げました。
妹姫、木花咲耶姫このはなさくやひめの名にし負う艶麗なるにひきかえて、極めて醜婦であった磐長姫——瓊々杵尊ににぎのみことから恋せられた妹姫の添え物として、父から贈られたこの醜女の磐長姫いわながひめ
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
六寸に切った木片の第一には「磐長姫いわながひめ」の名が書き記されてあることを発見した時に、これは、お銀様として、さもありそうなことで、いささかも人選を誤っていないことを
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
富士山の神は木花開耶媛このはなさくやひめ、この山の神はその御姉の磐長媛いわながひめで、姉神は姿が醜かった故に神様でもやはり御ねたみが深く、それでこの山に登って富士のうわさをすることが
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)