石長媛いわながひめ)” の例文
大山津見神おおやまつみのかみはたいそう喜んで、すぐにその咲耶媛さくやひめに、姉の石長媛いわながひめをつきいにつけて、いろいろのお祝いの品をどっさり持たせてさしあげました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
石長媛いわながひめを同じ御殿にお使いになりませば、あの子の名まえについておりますとおり、岩が雨に打たれ風にさらされても、ちっとも変わらずにがっしりしているのと同じように
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
咲耶媛さくやひめだけをおとめになつて、石長媛いわながひめをおかえしになったうえは、あなたも、あなたのご子孫のつぎつぎのご寿命じゅみょうも、ちょうど咲いた花がいくほどもなく散りはてるのと同じで
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)