磐長姫いわながひめ)” の例文
妹姫、木花咲耶姫このはなさくやひめの名にし負う艶麗なるにひきかえて、極めて醜婦であった磐長姫——瓊々杵尊ににぎのみことから恋せられた妹姫の添え物として、父から贈られたこの醜女の磐長姫いわながひめ
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
六寸に切った木片の第一には「磐長姫いわながひめ」の名が書き記されてあることを発見した時に、これは、お銀様として、さもありそうなことで、いささかも人選を誤っていないことを
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)