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いぶし
ふりがな文庫
“いぶし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
燻
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燻
(逆引き)
昨日は曇天が
燻
(
いぶし
)
銀の色調であつた。神戸から大阪までの平原の間に、枯草と青草との心臟を冷すやうに氣持のいい色の調和を見た。(四月二日、大阪圖書館にて。)
京阪聞見録
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
その一つ此窓の大岩柱は直ぐ目の前にがっしりと根を張って、曇りを帯びた朧の雪が
燻
(
いぶし
)
し銀の金具の様に根元を飾っている。最高点は其北に在って赤錆びた
圭角
(
けいかく
)
が
鑿
(
のみ
)
のように鋭い。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
しろがねの
燻
(
いぶし
)
して。
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
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