“いこい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
休息33.3%
安息16.7%
居古井16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまや祈祷は私の最もたのしき大切なるものになりました。私は私の心の奥に聖地を築きたい。そしてそこに最後の魂のいこい場所を見いだしたいと存じます。
青春の息の痕 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
あの有名なヘッセ(?)の「山の彼方には幸住むと人のいう」というのがあるでしょう、ゲーテの「山の頂に休息いこいあり」というのがあるでしょう。
睡眠不足の旅の疲れと、トルストイ翁に今会いに行く昂奮こうふんとで熱病患者の様であった彼の眼にも、花の空色は不思議に深い安息いこいを与えた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
捜査の主任は京都にその人ありと知られた名探偵、居古井いこい警部である。
投手殺人事件 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)