“あんば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鞍馬83.3%
阿波16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日もシベリアのブリヤット人死ぬとその乗馬を殺し、もしくは放ち、コーカサス人、夫死すればその妻と鞍馬あんばをして三度その墓を廻らしめ、爾後寡婦も馬もまた御せらるる事なからしむ。
「君に鞍馬あんばを与えよう。雒城らくじょうへ帰って、君の友を説き、城をひらいて無血に予へ渡されい。しかる後には、かならず重く用い、卿らの一門にも、以前にまさる繁栄を約束するが」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
常陸ひたちの国、河内郡こうちごおり阿波あんば村の大杉おおすぎ明神の近くに、恐しい妖魔が住んでいるので有った。それに竜次郎は捕って、水鳥が霞網にからまったも同然、如何いかんとも仕難くなったのであった。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)