“あんねい”の漢字の書き方と例文
語句割合
安寧100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに講和論者こうわろんじゃたる勝安房かつあわ氏のはいは、幕府の武士用うべからずといい、薩長兵さっちょうへいほこさき敵すべからずといい、社会の安寧あんねい害すべからずといい、主公の身の上あやうしといい
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
到底インドの安寧あんねいを保たれないことは明らかなすうでございましょうから、おそらくその事をおもんぱかって英国はチベットに対し深き注意を加えて居るのではあるまいかと想像されたです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「吸血鬼事件が片づいても、まだ片づかぬものが沢山ある。帝都の安寧あんねい秩序ちつじょたもつために、この際やるところまできまりをつけるのだ。ここで安心してしまう者があったら、承知しないぞ」
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)