“あんあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アンアン
語句割合
暗々69.2%
闇々23.1%
安々7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実を云うと、津田は腹のうちではるかそれ以上気にかかる事件をかえしていたので、彼は風呂場へ下りた時からすでにある不足を暗々あんあんのうちに感じなければならなかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
穴の如く、その底よりは風の吹きづると思ふこく闇々あんあんたる坂下より、ものののぼるやうなれば、ここにあらば捕へられむと恐しく、とかうの思慮もなさでやしろの裏の狭きなかににげ入りつ。
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
さかうる者は自ら安々あんあん
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)