“あづき”の漢字の書き方と例文
語句割合
小豆100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
池袋の旅館で、蒲団包みを開くと、なかから伊庭の褞袍どてらや、かなり古いインバネスや、小豆あづきの袋が包みこんであつた。小豆は五升ばかりはいつてゐた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
「長谷川君と二人でつかつてるんだが、実際その通り目の下のどすぐろい女でね、よくしやべるんだ。」滿谷が起きた様だから行つて見ると小豆あづき色の寝巻のまゝで黒い土耳其トルコ帽を
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ふるさとの小豆あづきに湯山の餅入れてはつかにつくる味こきしるこ十二月二十五日
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)