“あきないや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
商家60.0%
商売家20.0%
商屋20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村の子供をいじめて、子供の持っている銭を取上る、町へ出ては商家あきないやの隙をねらって品物を盗んで来る。だからこの吉太を善く言うものはなかった。
不思議な鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
家主やぬしは下の中の間の六畳と、奥の五畳との二間に住居すまいて、店は八畳ばかり板の間になりおれども、商売家あきないやにあらざれば、昼も一枚しとみをおろして、ここは使わずに打捨てあり。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ほかにも、商屋あきないやに、茶店に、一軒ずつ、庭あり、背戸せどあれば牡丹がある。往来ゆききの途中も、皆そうであった。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)