“あおひとぐさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青人草83.3%
蒼生草16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
劫初ごうしょから末代まで、此世に出ては消える、あめした青人草あおひとぐさと一列に、おれは、此世に、影も形も残さない草の葉になるのは、いやだ。どうあっても、不承知だ。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
青人草あおひとぐさにあわれをかけ、国の毒と、世のよこしまをのぞき、なべて義と情けと、信と誠とを、にごり世にも失わないでください。それを行うところに、おひるみはいりませぬ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今柳橋で美人に拝まれる月も昔は「入るべき山もなし」、ごく素寒貧すかんぴんであッた。実に今は住む百万の蒼生草あおひとぐさ,実に昔は生えていた億万の生草なまくさ
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)