“ざっぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
束	33.3%
雑把	33.3%
雑犬	33.3%

束

……天下無辜の者の味方だなんぞと、いつも相変らずの大束（ざっぱ）をきめ込みなさるが、段々見ているてえと俺にあ、そうとばかりは見えねえがねえ。

斬られの仙太 (新字新仮名) ／ 三好十郎(著)

雑把

ごく大雑把（ざっぱ）に云うと、攘夷論の強硬派である斉昭を抑えることによって、幕府の開国策がすでにこのとき胚胎（はいたい）していたといえよう。

新潮記 (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)

雑犬

ほかの雑犬（ざっぱ）を漁（あさ）って数でコナシた方が割がいい。

超人鬚野博士 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)