“銅鈸子”の読み方と例文
読み方割合
どびょうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楽器には絃楽器はなく、ささら腰鼓くれつづみ、フリ鼓、銅鈸子どびょうしといったような類。ものによっては笛もつかう。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
京都の諸坊、諸司、諸衛が、おのおの一団となって、田楽を踊りながら、寺へまいり、街衢がいくをうろつくのである。高足一足、腰鼓、振鼓、銅鈸子どびょうし編木びんざさら殖女養女うえめかいめの類、日夜絶ゆることなしとある。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
小膝を銅鈸子どびょうしがわりに叩いて、朗詠を吟ずるなどは、まだまだお上品な方。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)