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軟泥
ふりがな文庫
“軟泥”の読み方と例文
読み方
割合
なんでい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんでい
(逆引き)
ここはいわゆる
海嶺
(
かいれい
)
というところらしく、ゆるやかな起伏のある丘をなしていて、歩くたびに海底の
軟泥
(
なんでい
)
は煙のようにまいあがる。
地球発狂事件
(新字新仮名)
/
海野十三
、
丘丘十郎
(著)
利爪
(
りそう
)
深くその身に入り、諸の小禽痛苦又声を発するなし。則ちこれを
裂
(
さ
)
きて
擅
(
ほしいまま
)
に
噉食
(
たんじき
)
す。或は
沼田
(
しょうでん
)
に至り
螺蛤
(
らこう
)
を
啄
(
ついば
)
む。螺蛤
軟泥
(
なんでい
)
中にあり、心
柔輭
(
にゅうなん
)
にして唯温水を
憶
(
おも
)
う。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
たぶん適当な
軟泥
(
なんでい
)
の層をかぶっている事が条件であるらしい。しかしもしも軟泥の層が単なるリュブリケーターとして作用しているのなら、何も人造石対ゴムに限る必要はないはずである。
日常身辺の物理的諸問題
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
軟泥(なんでい)の例文をもっと
(8作品)
見る
“軟泥”の意味
《名詞》
海底に堆積した、プランクトンの遺骸が30%以上含まれる軟らかい泥。
(出典:Wiktionary)
“軟泥”の解説
軟泥(en: ooze)とは、海洋底の堆積物(遠洋性堆積物)で、微小なプランクトンの遺骸が30%以上含まれる、柔らかく泥状で細粒なもののことである。軟泥を構成する成分によって石灰質軟泥と珪質軟泥の2つに分けられる。
(出典:Wikipedia)
軟
常用漢字
中学
部首:⾞
11画
泥
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“軟”で始まる語句
軟
軟風
軟弱
軟化
軟禁
軟毛
軟体
軟肉
軟柔
軟打
“軟泥”のふりがなが多い著者
丘丘十郎
海野十三
宮沢賢治
寺田寅彦