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龍攘虎搏
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りゅうじょうこはく
ふりがな文庫
“
龍攘虎搏
(
りゅうじょうこはく
)” の例文
最初の日は、あんがい、
儀式作法
(
ぎしきさほう
)
の、目にきらびやかな番組ばかりが多く、
龍攘虎搏
(
りゅうじょうこはく
)
ともいうべき
予期
(
よき
)
していた火のでるような
試合
(
しあい
)
がなかったので。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、壮士へ呼びかけたが、壮士は肯かないので、たちまち、両雄のあいだに、
龍攘虎搏
(
りゅうじょうこはく
)
の一騎討が起った。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
続いて二合三合、かれ劣らずこれ譲らず
龍攘虎搏
(
りゅうじょうこはく
)
の秘術と玄妙の精を闘わせば、白梅月夜も
暗
(
やみ
)
かと思えて、紛々たる花の飛雪が剣の渦に旋回する景色も物凄まじい。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここでは重左と新九郎が
龍攘虎搏
(
りゅうじょうこはく
)
のまッ最中、男でさえも近寄りがたい
閃々
(
せんせん
)
たる剣火の
旋風
(
つむじ
)
へ、意外や、時ならぬ落花とばかり降り込んで、駕の
裡
(
うち
)
から美しい姿を抜け出させ
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とかくその背後には、後白河法皇の院政確立と、清盛へのお憎しみによる
御使嗾
(
ごしそう
)
があるのは争いがたいことで、法皇と清盛とは、
陰
(
いん
)
に
陽
(
よう
)
に、
龍攘虎搏
(
りゅうじょうこはく
)
の虚実をつねに蔵しています。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
まさに
龍攘虎搏
(
りゅうじょうこはく
)
よりものすごい
決闘
(
けっとう
)
の
最中
(
さいちゅう
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
龍
部首:⿓
16画
攘
漢検1級
部首:⼿
20画
虎
常用漢字
中学
部首:⾌
8画
搏
漢検1級
部首:⼿
13画