“龍攘虎搏”の読み方と例文
読み方割合
りゅうじょうこはく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初の日は、あんがい、儀式作法ぎしきさほうの、目にきらびやかな番組ばかりが多く、龍攘虎搏りゅうじょうこはくともいうべき予期よきしていた火のでるような試合しあいがなかったので。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、壮士へ呼びかけたが、壮士は肯かないので、たちまち、両雄のあいだに、龍攘虎搏りゅうじょうこはくの一騎討が起った。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
続いて二合三合、かれ劣らずこれ譲らず龍攘虎搏りゅうじょうこはくの秘術と玄妙の精を闘わせば、白梅月夜もやみかと思えて、紛々たる花の飛雪が剣の渦に旋回する景色も物凄まじい。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)