トップ
>
鼠花火
>
ねずみはなび
ふりがな文庫
“
鼠花火
(
ねずみはなび
)” の例文
稚児さんを見てるのに飽くと、くらいところにいって、
鼠花火
(
ねずみはなび
)
をはじかせたり、かんしゃく玉を
石垣
(
いしがき
)
にぶつけたりしました。
狐
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
それから
鼠花火
(
ねずみはなび
)
というのは一つずつ輪になっていて箱に詰めてある。そんなものが変に私の心を
唆
(
そそ
)
った。
檸檬
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
お絹は、自分の顔に平次の視線を感ずると、口火を点けられた
鼠花火
(
ねずみはなび
)
のように騒ぎ出しました。
銭形平次捕物控:072 買った遺書
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「糸公御前の返事は
鼠花火
(
ねずみはなび
)
のようにくるくる廻っているよ。
錯乱体
(
さくらんたい
)
だ」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
よき女房のお静は、
呆気
(
あっけ
)
に取られてその後ろ姿、朝の春光の中に消え行く二人を見送りました。御用のことというと、まるで火の付いた
鼠花火
(
ねずみはなび
)
のように飛出す、夫の平次が少し
怨
(
うら
)
めしかったのです。
銭形平次捕物控:085 瓢箪供養
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
騒ぎはそれから、火の付いた
鼠花火
(
ねずみはなび
)
のように飛び交いました。
銭形平次捕物控:017 赤い紐
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
鼠
漢検準1級
部首:⿏
13画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“鼠”で始まる語句
鼠
鼠色
鼠賊
鼠骨
鼠不入
鼠小僧
鼠木綿
鼠捕
鼠甲斐絹
鼠坂