黙頭うなづ)” の例文
旧字:默頭
云ふと二人は何でも黙頭うなづくのであるが泣声はますます高くなる。幼稚園の門で別れやうとすると
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
他意も無げにうち黙頭うなづきつ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
二人は泣きながら黙頭うなづくのであつた。歩み出してもなきじやくりが止まりさうにない。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
保姆ほぼに云はれて二人は泣きながらまた黙頭うなづいて居た。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)