黒節くろぶし)” の例文
石橋の上に立って下を見ると、黒い水が草の間からされて来る。不断ふだん黒節くろぶしの上を三寸とはえない底に、長いが、うつらうつらとうごいて、見ても奇麗きれいな流れであるのに、今日は底から濁った。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)