“黄袋”の読み方と例文
読み方割合
きぶくろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お薬湯やくとうが切れたのです。いつぞや土屋つちやが送ってくれた薬種のうちの黄袋きぶくろはもうありませぬか」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
エジプト産の人間の木乃伊みいら、薬を入れた大小黄袋きぶくろ、玻璃に載せられた朝鮮人参、オランダ文字の異国の書籍、水盤に入れられた真紅の小魚……もちろんいちいちそれらの物が
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)