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黄菊
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くわうぎく
ふりがな文庫
“
黄菊
(
くわうぎく
)” の例文
唯、それを俗人の
穿鑿
(
せんさく
)
にまかせるのは、彼がどんな心もちでゐようとも、断じて許さうとは思はない。そこで彼は、眼を床の
紅楓
(
こうふう
)
黄菊
(
くわうぎく
)
の方へやりながら、吐き出すやうにかう云つた。
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
彼の書斎には
石刷
(
いしずり
)
を貼つた
屏風
(
びやうぶ
)
と床にかけた
紅楓
(
こうふう
)
黄菊
(
くわうぎく
)
の
双幅
(
さうふく
)
との外に、装飾らしい装飾は一つもない。壁に沿うては、五十に余る本箱が、唯古びた桐の色を、一面に寂しく並べてゐる。
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“黄菊”の意味
《名詞》
黄色の花の菊。秋の季語。
襲の色目で表は黄色、裏は青色または萌黄。秋頃に着用。
(出典:Wiktionary)
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
菊
常用漢字
中学
部首:⾋
11画
“黄”で始まる語句
黄昏
黄金
黄
黄色
黄金色
黄楊
黄泉
黄葉
黄昏時
黄八丈