黄濁おうだく)” の例文
一見、黄濁おうだくのさざなみはただ満々と静止しているかに見えるが、水際みずぎわなぎさを少し見ていると、見ている間にも一寸二寸と、周囲の岸がおかされてゆくのもわかる程だった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)