“おうだく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
応諾85.7%
黄濁14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その夜、喜兵衛の使いが、僧庵を訪れて試合応諾おうだくを伝えたので、初めて事の次第を知った庵主は胆を消し
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがてのことに、やっと応諾おうだくの返事が、ノーマ号からあがったので、いよいよ事務長はボートを仕立てて、六人の部下とともに海上に下りた。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
一見、黄濁おうだくのさざなみはただ満々と静止しているかに見えるが、水際みずぎわなぎさを少し見ていると、見ている間にも一寸二寸と、周囲の岸がおかされてゆくのもわかる程だった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)