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黄口
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こうこう
ふりがな文庫
“
黄口
(
こうこう
)” の例文
「いうに足るまい。奇略、一時の功を奏しても、もともと、父の盛名という遺産をうけて立った
黄口
(
こうこう
)
の小児」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかしまた
黄口
(
こうこう
)
の
児
(
じ
)
でありながら、お
尻
(
しり
)
に卵の殻がくっ付いているごとき
境界
(
きょうがい
)
であるのにかかわらず、ほしいままに人生を脱離したごとく考えているというのは片腹痛い感じがして
俳句の作りよう
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
いま呂蒙も
亡
(
な
)
く、国中この難局に心をいため、これらの故人を、仰ぎ慕うこと、まことに切なるものがありますが、まだ以て、
黄口
(
こうこう
)
の一
儒生
(
じゅせい
)
にすぎない陸遜を目して
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それに……まだ古典のほうだって、自分はまだ、ほんの九牛の一毛を、学んだばかりの
黄口
(
こうこう
)
の青年ではないか。まず、しばらくは、無想と、
無明
(
むみょう
)
の中に入って、専念、学ぶことが必要だ。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「あんな
黄口
(
こうこう
)
の
小児
(
しょうに
)
が、大都督護軍将軍に任ぜられるとはいったい何事だ」
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
君が千日
兵
(
つわもの
)
を養い給うのは、ただ一日の用に備えんためである。僕はまだまだ
黄口
(
こうこう
)
の若年ですが、こんな時こそ、日頃の机上の兵学を、この
敵愾心
(
てきがいしん
)
と誠忠の心を以て、君に酬わんと思う者であります。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“黄口”の意味
《名詞》
若い鳥のくちばしが黄色いこと。
若年で未熟なこと。
(出典:Wiktionary)
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“黄口”で始まる語句
黄口児