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鶉豆
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うずらまめ
ふりがな文庫
“
鶉豆
(
うずらまめ
)” の例文
「まずうちへ帰ると婆さんが
横
(
よこ
)
綴
(
と
)
じの帳面を持って僕の前へ出てくる。
今日
(
こんにち
)
は御味噌を三銭、大根を二本、
鶉豆
(
うずらまめ
)
を一銭五厘買いましたと精密なる報告をするんだね。厄介きわまるのさ」
琴のそら音
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そこには紅い葵が咲き、向日葵が盛り、西瓜や
鶉豆
(
うずらまめ
)
の花、
唐黍
(
とうきび
)
の毛などがそよいで、それに露西亜人の丸太組の家もところどころに残っているし、異国風の実にまた新鮮な風景だった。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
爺さんは年々雁の如く秋は東京に来て春は北に帰った。上京毎にわざ/\来訪して、追々懇意の間柄となった。手ずから採った
干薇
(
ほしわらび
)
、萩のステッキ、
鶉豆
(
うずらまめ
)
なぞ、来る毎に持て来てくれた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
鶉
漢検1級
部首:⿃
19画
豆
常用漢字
小3
部首:⾖
7画
“鶉”で始まる語句
鶉
鶉坂
鶉衣
鶉縮緬
鶉居
鶉籠
鶉斑
鶉車
鶉御召
鶉屋