魯国ろこく)” の例文
ところがこの本のかつて魯西亜語ロシアごに翻訳された時、魯国ろこくの当局者はただちにその発売を禁止してしまった。著者は不審の念に打たれて、その理由を在魯ざいろの友人に聞き合せた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
魯国ろこく宣教師に教化されし希臘ぎりしゃ教徒は国賊なり、監督教会は英国が世界を掠奪せんがための機関にしてその信徒は黄白こうはくのために使役せらるる探偵なり、長老教会は野望人士の集合所なり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
至善しぜん大道たいだう遊芸いうげい小技せうぎ尊卑そんひ雲泥うんでいは論におよばざれども、孔子七十にして魯国ろこく城北しろのきた泗上にはうふり心喪こゝろのもふくする弟子でし三千人、芭蕉五十二にして粟津の義仲寺にはうむる時まねかざるに来る者三百余人
至善しぜん大道たいだう遊芸いうげい小技せうぎ尊卑そんひ雲泥うんでいは論におよばざれども、孔子七十にして魯国ろこく城北しろのきた泗上にはうふり心喪こゝろのもふくする弟子でし三千人、芭蕉五十二にして粟津の義仲寺にはうむる時まねかざるに来る者三百余人