魚町うおまち)” の例文
それから西宮にしのみや兵庫ひょうごを経て、播磨国はりまのくにり、明石あかしから本国姫路に出て、魚町うおまちの旅宿に三日いた。九郎右衛門は伜の家があっても、本意を遂げるまでは立ち寄らぬのである。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「あれだ。魚町うおまちだ。あの上を馬で歩いちゃあいかんぜ。馬は人間とは目方が違うからなあ。」
(新字新仮名) / 森鴎外(著)