鬼夜叉おにやしゃ)” の例文
火の玉がやけを起して、伊豆の大島へころがり込んで行ったんですって。芝居ですると、鎮西八郎為朝ためともたこを上げて、身代りの鬼夜叉おにやしゃやかたへ火をかけて、炎のうち立腹たちばらを切った処でさ。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)