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鬚根
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ひげね
ふりがな文庫
“
鬚根
(
ひげね
)” の例文
ある時、何かの事で葡萄の木の下を掘つてゐた欣之介は、土の中から出て来た水気のない
痩
(
や
)
せた
鬚根
(
ひげね
)
を
摘
(
つま
)
み上げて、
劇
(
はげ
)
しい痛ましさを覚えた。
新らしき祖先
(新字旧仮名)
/
相馬泰三
(著)
鬚根
(
ひげね
)
がぼろぼろした土をつけて下がっている、
壊
(
く
)
えた赤土のなかから大きな霜柱が光っていた。
雪後
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
それが後にその地下茎が枯死して
朽腐
(
きゅうふ
)
すれば、ここに独立した南天の株となる。この地下茎は痩せ、長い円柱形で黄色を呈しており、低い節があってその節から
鬚根
(
ひげね
)
が輪生している。
牧野富太郎自叙伝:02 第二部 混混録
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“鬚根”の意味
《名詞》
植物のひげのように生える根。ひげね。
(出典:Wiktionary)
鬚
漢検1級
部首:⾽
22画
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
“鬚”で始まる語句
鬚
鬚髯
鬚面
鬚男
鬚武者
鬚野
鬚眉
鬚髪
鬚深
鬚侍