“髪長彦”の読み方と例文
読み方割合
かみながひこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
髪長彦(かみながひこ)は、大そう笛(ふえ)が上手でしたから、山へ木を伐(き)りに行く時でも、仕事の合い間合い間には、腰にさしている笛を出して、独りでその音(ね)を楽しんでいました。
犬と笛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
やがて髪長彦(かみながひこ)が生駒山(いこまやま)へ来て見ますと、成程山の中程に大きな洞穴(ほらあな)が一つあって、その中に金の櫛(くし)をさした、綺麗(きれい)な御姫様(おひめさま)が一人、しくしく泣いていらっしゃいました。
犬と笛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
さて笠置山(かさぎやま)へ着きますと、ここにいる土蜘蛛(つちぐも)はいたって悪知慧(わるぢえ)のあるやつでしたから、髪長彦(かみながひこ)の姿を見るが早いか、わざとにこにこ笑いながら、洞穴(ほらあな)の前まで迎えに出て
犬と笛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)