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髪長彦
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かみながひこ
ふりがな文庫
“
髪長彦
(
かみながひこ
)” の例文
髪長彦
(
かみながひこ
)
は、大そう
笛
(
ふえ
)
が上手でしたから、山へ木を
伐
(
き
)
りに行く時でも、仕事の合い間合い間には、腰にさしている笛を出して、独りでその
音
(
ね
)
を楽しんでいました。
犬と笛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
やがて
髪長彦
(
かみながひこ
)
が
生駒山
(
いこまやま
)
へ来て見ますと、成程山の中程に大きな
洞穴
(
ほらあな
)
が一つあって、その中に金の
櫛
(
くし
)
をさした、
綺麗
(
きれい
)
な
御姫様
(
おひめさま
)
が一人、しくしく泣いていらっしゃいました。
犬と笛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
さて
笠置山
(
かさぎやま
)
へ着きますと、ここにいる
土蜘蛛
(
つちぐも
)
はいたって
悪知慧
(
わるぢえ
)
のあるやつでしたから、
髪長彦
(
かみながひこ
)
の姿を見るが早いか、わざとにこにこ笑いながら、
洞穴
(
ほらあな
)
の前まで迎えに出て
犬と笛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
髪
常用漢字
中学
部首:⾽
14画
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
彦
漢検準1級
部首:⼺
9画
“髪長”で始まる語句
髪長媛
髪長