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髪結
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かみゆ
ふりがな文庫
“
髪結
(
かみゆ
)” の例文
旧字:
髮結
裏手の露地の出口に住んでいる女
髪結
(
かみゆ
)
いの娘はもう
常磐津
(
ときわず
)
の名取りになって、いわゆる狼連の若い衆を毎晩
唸
(
うな
)
らせていた。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
とお笑いになりながら
髪結
(
かみゆ
)
いさんを呼んで来て下すったのですが、その時に私は「生れて初めて他人に髪を結ってもらうのだ」と思い思い鏡と向い合ってはおりましたが
押絵の奇蹟
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そっと家の中を覗いて見ると、玄関わきの部屋の窓際で、おかみさんらしい女が鏡台の前に座って、
髪結
(
かみゆ
)
いに髪を結わせていた。ここだ、この家だと私はその中に這入ろうとした。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
その隣りは
髪結
(
かみゆ
)
いであった。この家で一番印象深いのは爺さんであった。爺さんの顔はいまもはっきり眼に浮かぶ。私はこの爺さんを見るたびに老年の孤独そのものを見る思いがした。
安い頭
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
「そうか。置いたぜ、
髪結
(
かみゆ
)
い
賃
(
ちん
)
を」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“髪結(髪結い)”の解説
髪結い(かみゆい)は、江戸時代から明治にかけての理髪業に従事する人を総称する言葉で、現代の理容師のこと。
男性の髪を手がける男の髪結いで「髪結い床」という自分の店を持つものは床屋とも呼ばれたが、女性の髪を手がける女髪結いは遊廓(遊女は上得意だった)や顧客の家を訪問していた。
以下「床屋」では男性の髪結い、「女髪結い」では女性の髪結いについて扱う。
(出典:Wikipedia)
髪
常用漢字
中学
部首:⾽
14画
結
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
“髪結”で始まる語句
髪結床
髪結新三
髪結銭
髪結所
髪結職
髪結賃
髪結渡世