駕台かごだい)” の例文
今朝も的場まとばで一汗しぼって、本丸の道灌堀どうかんぼりからお駕台かごだいの附近へ、早咲きの梅を見ながら歩いてきた吉宗、ごつい木綿の平服に結城ゆうきはかまをつけ
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いずれも柳営りゅうえいの出入り自由で、将軍家と会う時も、笹の間かお駕台かごだいとよぶ所で、直問直答じきもんじきとうのならわしである。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)