“馬鹿丁寧”の読み方と例文
読み方割合
ばかていねい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが食う方は腹も減っていず、また馬鹿丁寧ばかていねいな料理方で秋刀魚の味を失ったみょうな肴をはしっついてみたところで、ちっとも旨くないのです。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
須永すながうちへ行って、用もない松へ大事そうな雪除ゆきよけをした所や、狭い庭を馬鹿丁寧ばかていねいに枯松葉で敷きつめた景色けしきなどを見る時ですら、彼は繊細な江戸式の開花のふところ
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)